Web制作スケジュールの失敗と金曜日の夜

会社員として企業勤めをしていると土日の休みは貴重です。
仕事のオンオフはしっかり切り替えたい方は多いかと思いますが、私もそんな一人です。

目先の仕事にとらわれずにゴールから逆算して仕事を進めておかなければならないなぁ、という失敗談をお話します。

私はWeb制作会社で営業を担当しながら制作物の進捗管理も見ているのですが、何件かに一回はうっかり簡単な見落としをやってしまいます。

ホームページ制作の案件が決まると嬉しいもので、早速デザイン部門の責任者と打ち合わせを開始。お客様からヒアリングした内容を元に、ホームページの仕様を決めて、どのくらい作業日数が必要かを社内で相談してから納品日が決定。

「それでは〇〇月〇〇日納品ですね!」
とデザイナーとお客様に声高らかに宣言した後は、制作ディレクションに集中します。

だいたい納品日は1ヶ月後になるケースが多いので月曜日から金曜日まで粛々と働いているのですが、納品日まであと数日、というところまで近づいてくるとそわそわしてきます。

「デザイナーさんの作業は順調に進んでいるかなぁ?」と確認してみると、きれいなデザインが出来上がっており、プログラムも問題なく作動しています。

しかしふとここで大事なことに気が付きます。
納品予定日が金曜日だったのです。

そうです。
経験ある方はお分かりかと思いますが、納品直後のホームページは結構細かい修正依頼が入りやすいので金曜日の納品予定は基本的には組みません。

これをお読みのみなさんも「そんなの最初から分かるでしょ。」と思いますよね。
ところが制作受注後は、「早く納品してお客様を喜ばせたい」という良心と「これで売上がアップする」という下心が私の中で強力タッグを組み、冷静な判断力を失わせます。

この案件、無事納品は出来たのですが、案の定細かい修正依頼が入ってしまい、お客様にペコペコと平謝り。
遅い時間まで修正対応してくれるデザイナーさんにも社内でペコペコ。
一部の修正は週明けの月曜日に対応することで、お客様にも納得していただいたものの、その土日は遊びに出かけてもなんかモヤモヤ。

仕事を受ける時は目標とする地点をしっかり決めてから逆算でスケジュールを組むべきだった、と反省しました。

目先の仕事に飛びつくといけませんね。
会社員の金曜日に幸あれ。