まず、エアコンには、住宅設備モデルと家電量販店モデルがある。このことを知っている人は世の中にどれくらいいるのだろうか。マイホームをコーディネートする家具にはこだわるのに、エアコンには意外とこだわらない人が多い。
この二つの違いだが、型番が違うことと機種によって内容が微妙に違うだけで、ほぼ同じ商品といっていいのだが、違いは価格にあるのだ。
その価格の違いは1万円位の可愛い差ではない。
モノによって違いはあるだろうが、数万円以上の差が出てくると考えていい。
しかし、我々のような一般消費者が家電量販店で住宅設備モデルのエアコンを買おうとしても基本的に購入できない。
なぜなら、家電量販店で住宅設備モデルのエアコンは「取り扱いがないから」だ。
そういう単純な理由で購入できないのだ。

エアコンのメーカーであるダイキンのHPを見ると、上の部分に「家電量販店取扱商品」と「壁掛形エアコン(ぴちょんくんのお店取扱商品)」と選択できるようになっており別れている。
そして、それぞれの商品について調べて、比較サイトで型番を入力して最安値を確認すると、そこに出てくるのが数万円の差だ。
商品によっては、5万以上、10万以上の差が出てくることもある。
当然のことだが、そんなことを知ってしまえば誰だって安く購入したくなるのが人というものだ。
では、どうやって購入したらいいのか?
その方法がネットの通販だ。
既にふれているが、比較サイトに最安値が登録されている時点で販売店もセットで登録されているのだ。
つまり、住宅設備モデルはネットの通販で取り扱いのある通販業者を見つければ購入できるのだ。

これは私の体験だが、2021年8月の上旬にエアコンが故障してしまい、当然、8月の夏ど真ん中にエアコン無しでは生活できないのでエアコンの購入を決意するわけだが、エアコンなんて頻繁に購入するものではないので購入前に製品の知識をネットで調べようと考えた。
そうすると、「家電量販店取扱商品」「家電量販店モデル」「住宅設備モデル」などの言葉が出てくるのだ。
そして、価格の差に愕然としたわけです。そうなれば、もちろん「住宅設備モデル」を最安店で購入します。
しかし、地獄の一週間はここから始まりました。
エアコンは無事に2日後に家に届きました。しかし、エアコンは自力で設置できません。
購入時には、最短の指定日である5日後の工事日をお願いしていましたが、これは、あくまで予定です。
そして、工事日に関する業者からの連絡の電話では2週間後を案内されました。
これは我慢できません。注文の時点でエアコンは故障しているのです。
このため、通販業者に電話をして直接事情を伝えて交渉したところ、購入からちょうど7日目の日に工事をしてもらえることになりました。
工事業者については、色々と協力会社を当たって探してくれたようで、この点については感謝の気持ちでいっぱいです。
しかし、それならwebサイトの購入ページで工事日の指定をできるようにするなと言いたくなる。

では、家電量販店で購入していたらどうなっていたのか?
家電量販店各社も公式のwebサイトでネット販売をしていて、エアコンの場合は同じように工事日について指定ができる。
これについても調べたが、もしも、私のエアコン購入が8月の込み合う時期と重なっていても、家電量販店であれば、2日後のエアコン工事ができたようです。
エアコンという商品に限って言えば、「家電量販店での購入」と「それ以外のお店での購入」にはそういう差が出てくるということでしだ。